甲州道中歩き旅6の3(2018/6/1) 6月19日(火) [甲州道中を行く]
昨日の朝、大阪北部、京都南部、兵庫東部では大きな地震がありました。
身内が住んでいるのでびっくりしましたが、幸いみんな無事でした。
最近千葉、茨城で地震が続いていますので不気味ですね。
石和の中心地から外れると、細い道になりました。
蛸のような道祖神がありました。
台座は新しそうですね。
進んでいくと、テアトル石和の看板を付けた建物が、
50年前にオープンした映画館です。
出来た当時は温泉客を相手に、夜は成人映画、昼はヤクザ物だったそうです。
その後、古い日本映画の名作などに変り、社会派の映画上映などもしていたそうです。
今年の2月末で閉館しました。
静かな道が続きます。
家が途切れ畑が増えてきました。
葡萄の木には実が生り始めています。
普通の住宅に味噌の工場の看板がかかっています。
裏に工場があるようでした。
両側の家はなくなり、開けた場所に出ました。
川の土手に出ました、笛吹川です。
笛を吹く少年の像が立っています。
笛吹童子ではありませんよ。
笛吹権三郎の象が立っています。
ネットより引用した説明です。
むかし、ここ芹沢の里にたいへん親孝行の権三郎という少年が母親と住んでいました。
京より父を捜しにこの地まで来ましたが、すでに父は亡く、村人とともに暮らしていました。
人々は笛の上手なこの少年を「笛吹権三郎」と呼んでいました。
ある年の7月、大洪水に遭い、母子とも濁流にのみ込まれてしまい、
幸い権三郎は自力で岸に上がり難を逃れましたが、母は流されて行方不明となってしまいました。
母の好きだった篠笛を吹きながら、川を上り下りして捜しましたが見つからず、
いつしか権三郎も疲れ果て川に落ち、下流の小松村まで流され、
近くの長慶寺に手厚く葬られました。
その後、川の音が権三郎の吹く笛の音のように聞こえることから、
誰とはなしに笛吹川というようになりました。
ここより上流を子酉川(ねとりがわ)、下流を笛吹川と呼んでおります。
今でもこの地域の人は、権三郎がつけていた不動明王を笛吹不動尊として供養を続けています。
・
傍らには道祖神がありました。
丸い石の道祖神は、この辺りを中心に約700か所あると言われています。
全国的にはこの辺りだけのようです。
先に進みますが、実際の甲州道中は土手下の松並木に沿った道でした。
笛吹川にかかる橋を渡ります。
この川を渡るため、この辺りに渡し船があったそうです。
川を渡ってから、対岸の土手を進みます。
右手には富士山が顔を見せています。
左手には、乾徳山(右の山)、向こうには大弛峠、朝日岳、金峰山の五丈岩が見えます。
土手の道は右にカーブしていきます。
私は直進します。
カーブする道にはこんなものが立っていました。
幹線道路から離れますので静かな道です。
道は土手から離れ、集落に入っていきます。
旧街道歩きピッタリの光景です。
本物の茅葺だと申し分ないのですが・・
道の両側は桃畑になります。
袋をかぶせている木もありました。
マンホールも桃です。
ブドウも生っています。
集落のはずれに小さな神社がありました。
本格的な神社の社は作る人が少ないのでしょうね。
こういう神社は沢山あります。
広い道に出て、日川を渡ります。
橋を渡ると山梨市になります。
2005年、牧丘町と三富村が合併して山梨市となりました。
橋を渡って土手を進みます。
次回に続きます。
・
本日もご訪問ありがとうございました。
・
D7500
AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
身内が住んでいるのでびっくりしましたが、幸いみんな無事でした。
最近千葉、茨城で地震が続いていますので不気味ですね。
石和の中心地から外れると、細い道になりました。
蛸のような道祖神がありました。
台座は新しそうですね。
進んでいくと、テアトル石和の看板を付けた建物が、
50年前にオープンした映画館です。
出来た当時は温泉客を相手に、夜は成人映画、昼はヤクザ物だったそうです。
その後、古い日本映画の名作などに変り、社会派の映画上映などもしていたそうです。
今年の2月末で閉館しました。
静かな道が続きます。
家が途切れ畑が増えてきました。
葡萄の木には実が生り始めています。
普通の住宅に味噌の工場の看板がかかっています。
裏に工場があるようでした。
両側の家はなくなり、開けた場所に出ました。
川の土手に出ました、笛吹川です。
笛を吹く少年の像が立っています。
笛吹童子ではありませんよ。
笛吹権三郎の象が立っています。
ネットより引用した説明です。
むかし、ここ芹沢の里にたいへん親孝行の権三郎という少年が母親と住んでいました。
京より父を捜しにこの地まで来ましたが、すでに父は亡く、村人とともに暮らしていました。
人々は笛の上手なこの少年を「笛吹権三郎」と呼んでいました。
ある年の7月、大洪水に遭い、母子とも濁流にのみ込まれてしまい、
幸い権三郎は自力で岸に上がり難を逃れましたが、母は流されて行方不明となってしまいました。
母の好きだった篠笛を吹きながら、川を上り下りして捜しましたが見つからず、
いつしか権三郎も疲れ果て川に落ち、下流の小松村まで流され、
近くの長慶寺に手厚く葬られました。
その後、川の音が権三郎の吹く笛の音のように聞こえることから、
誰とはなしに笛吹川というようになりました。
ここより上流を子酉川(ねとりがわ)、下流を笛吹川と呼んでおります。
今でもこの地域の人は、権三郎がつけていた不動明王を笛吹不動尊として供養を続けています。
・
傍らには道祖神がありました。
丸い石の道祖神は、この辺りを中心に約700か所あると言われています。
全国的にはこの辺りだけのようです。
先に進みますが、実際の甲州道中は土手下の松並木に沿った道でした。
笛吹川にかかる橋を渡ります。
この川を渡るため、この辺りに渡し船があったそうです。
川を渡ってから、対岸の土手を進みます。
右手には富士山が顔を見せています。
左手には、乾徳山(右の山)、向こうには大弛峠、朝日岳、金峰山の五丈岩が見えます。
土手の道は右にカーブしていきます。
私は直進します。
カーブする道にはこんなものが立っていました。
幹線道路から離れますので静かな道です。
道は土手から離れ、集落に入っていきます。
旧街道歩きピッタリの光景です。
本物の茅葺だと申し分ないのですが・・
道の両側は桃畑になります。
袋をかぶせている木もありました。
マンホールも桃です。
ブドウも生っています。
集落のはずれに小さな神社がありました。
本格的な神社の社は作る人が少ないのでしょうね。
こういう神社は沢山あります。
広い道に出て、日川を渡ります。
橋を渡ると山梨市になります。
2005年、牧丘町と三富村が合併して山梨市となりました。
橋を渡って土手を進みます。
次回に続きます。
・
本日もご訪問ありがとうございました。
・
D7500
AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
2018-06-19 04:28
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コメント(27)
丸い石の道祖神、そんなにもあるんだ
出張でよくその辺りに行きますが気付かなかったです
オブジェにしか見えないからかな^^;
by さる1号 (2018-06-19 05:37)
笛吹権三郎はいい話ですね。
丸い道祖神は初めて見ました。
by 斗夢 (2018-06-19 06:16)
笛吹川の由来、初めて知りました。
笛吹権三郎なんですね。昨年石和温泉に行ったときに川まで行ってみたりしたので、懐かしかったです。
丸い石の道祖神、これも何か由来がありそうですね。
調べてみようと思います。 ^^
by moz (2018-06-19 06:25)
おはようございます^^
蛸のような道祖神、丸い石の道祖神 面白いですね。その所々の特徴なんですね。
笛吹市には桃の花見やハイキングで出かけたことがあります。
旧街道を歩いている雰囲気の道があるとやはりなんだか嬉しい^^
by mimimomo (2018-06-19 07:40)
おはようございます!
お写真のように、思いがけないところから
ひょこっと富士山が見えると感動しますね。
by Take-Zee (2018-06-19 08:01)
石和のあたりもよく通りかかりますが、幹線道路から眺める雰囲気とは全く違っており懐かしい雰囲気がたくさん。
笛吹川にはそのような由来があったのですね…
by よしころん (2018-06-19 08:42)
平成の大合併は色々メリットがあったのでしょうが、昔からある地名がなくなってしまったのは残念なような気がします。
by kuwachan (2018-06-19 09:00)
おはようございます。
笛吹川の由来を知りました。笛吹川に雲が映って綺麗ですね。
by yakko (2018-06-19 09:49)
千葉、茨城の地震も気になりますよね。
保存しているお水も減ってきたので
また補給しておこうかな
by リュカ (2018-06-19 10:23)
盆地中央の河川沿いの道は、広く開けて気持ちいいですね。
by dojita (2018-06-19 13:51)
変わった道祖神ですね。笛吹川はそういう由来があったのですね。初めて知りました。
by JUNKO (2018-06-19 16:08)
笛吹川、由来があったのは聞いたことはありましたが、
男女の悲恋とばかり思っていました。
親子の愛だったのですね。
by taekozue (2018-06-19 16:27)
丸い道祖神、何か意味があるんでしょうかね。
笛吹川の横を通ることがあります。
気にもしなかった川の名の由来
今度横を通る時には主人に教えてあげましょ(∩.∩)
by 美美 (2018-06-19 19:04)
民宿から石和高校まで、笛吹川の土手や、桃畑をジョギングして通いました。その当時の私の目に、道祖神は入らなかったようです。
by hanamura (2018-06-19 19:38)
タコみたいな道祖神は面白いです。
でも丸い道祖神、転がりそうで危ないような。。
ここにも、桃太郎が出没していた?のかな。。
by 横 濱男 (2018-06-19 19:53)
笛吹川 そういうことでしたか
物語があったのですね
道祖神この辺では丸いのがとっても多いんですね
by きよたん (2018-06-19 21:17)
昨日の朝は、私の地域でもびっくりしました。
久々に味わう激しい揺れでしたね。
被害は、孫の写真の入った写真立てが倒れただけでしたが。
by そらへい (2018-06-19 22:03)
タコのような道祖神、おもしろそうですネ
見えますネ、金峰山の「五丈岩」 大変懐かしいです
遠いむかし、初めて登った高い山が「金峰山」でした
ここからは、フルーツ三昧街道ですか….
by myossy (2018-06-19 22:42)
甲州と言ったら ブドウをはじめフルーツが有名ですよね。
これからだんだんに実った果実が美味しさをはぐくんで
行くのでしょうね!お盆の頃には美味しい実が!^^
by ゆうのすけ (2018-06-20 02:00)
石和温泉には泊まったことがあるので懐かしいです。
丸い石の道祖神とは?珍しいですね。
by 旅爺さん (2018-06-20 05:55)
空も山も川も空気も綺麗ですね^ ^
遠出、したいです♪
by モカ (2018-06-20 07:45)
笛吹童子、懐かしいです!桃太郎は全国区ですかね~
by OJJ (2018-06-20 11:21)
笛吹川にはそのような昔語りがあったんですね。
各地に伝えられているそれぞれの言い伝えってどれも哀切な
お話しが多いですね。
by ラック (2018-06-20 14:31)
takenokoさんこんばんは。
甲州街道にあるブドウといえば、おそらく、甲州という品種のブドウでしょうね。(甲州はO.I.V.で世界に認められた日本で最初のブドウ品種です)
by ネオ・アッキー (2018-06-20 23:26)
さる1号さん
車で走っていたら気付きませんね。
斗夢さん
この辺り特有の丸石道祖神です。
mozさん
笛吹川は昔から知っていましたが、この名前の由来は私も初めて知りました。いい名前ですね。
mimimomoさん
この辺りハイキングもいいですね。西沢渓谷もいいですよ。
Take-Zeeさん
この辺りは富士山は近いので、このようにしか見えません。広いすそ野は見えません。
よしころんさん
旧街道歩きは忘れていた風景を見ることが出来ます。
kuwachanさん
山梨市は意外に立派な街でした。もっと田舎だと思っていました。
yakkoさん
橋の上からの景色は綺麗でしたよ。
リュカさん
水はいつも1ケース置いています。
dojitaさん
都市部と違い、周囲が見渡せるのはいいですね。
JUNKOさん
この辺りの道祖神はみんなこれでした。
taekozueさん
なるほどそう思われましたか。映画のせいですか?
美美さん
自慢になりますね。
hanamuraさん
そりゃ目に入りませんよ。それどころではなかったのでしょう。
横 濱男さん
どのようにして止めているのでしょうね。桃が流れてきたのは笛吹川だったりして・・?
きよたんさん
これも伝説ですからね~
そらへいさん
そのくらい揺れたんですね。息子と孫がいますので心配でした。
myossyさん
収穫時期でないのが残念でした。
ゆうのすけさん
時期が早すぎたかな。でも暑い時期は困ります。
旅爺さん
丸石の道祖神はこの辺り特有のものです。
モカさん
梅雨明けを待ちましょう。
OJJさん
ひゃら~りひゃらりこ。懐かしいですね。
ラックさん
この話は案外知りませんね。私も初めて知りました。
ネオ、アッキーさん
そうですか。私はよく知りませんでした。そのブドウで作ったワインもあるでしょうね。
by takenoko (2018-06-21 04:50)
いつどこで起こるか解からない地震
とても怖いですね
身近な方が皆様 怪我も無く良かったですね
あちこちに 物語がある川や山等がいっぱい有るのですね
by ピュアリン (2018-06-21 16:03)
ピュアリンさん
息子や孫が住んでいるので心配しましたが無事でホッとしました。
by takenoko (2018-06-21 19:39)