中山道歩き29の1(2017/6/9) 7月1日(土) [中山道を行く]
今年も半分終わり、7月になりました。
今日は富士山の山開き、江の島では海開きだそうです。
しかし、今日の天気予報は曇りです。
昨夕、富士山の姿が見えていました。
今日は富士山の山開き、江の島では海開きだそうです。
しかし、今日の天気予報は曇りです。
昨夕、富士山の姿が見えていました。
明日からは気温が上がるようですね。
熱中症に注意です。
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5月26日、27日に中山道を歩きました。
(道中記はすでに記事アップしています)
6月9日(金)、10日(土)に続きを歩くために出かけました。
今年になってから4回目です。
前回の二日目(5月27日)は、当初下図の赤い線を歩き、御嵩から電車で帰るつもりでした。
遅くなりそうだったため、大湫宿から青い線の道を歩いて、中央本線の釜戸駅から電車で帰りました。
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今回は釜戸駅からスタートです。
いつものように大船~小田原~名古屋まで行きます。
名古屋で中央本線に乗り換えて釜戸駅に着いたのは10:17でした。
上図の青い道は釜戸から歩くと急な上り坂ですので、今回はタクシーを利用しました。
前回1時間かけて歩いたところはタクシーでわずか10分余りでした。
タクシー代は3000円位はかかるかと思っていましたが、1500円でした。
前回の最終地点大湫宿の高札場の前です。
(この時10:38)
そばにお婆さんが日向ぼっこをしていました。
「どこから来たの?」、「今日は何処まで」などの会話をしました。
生まれてからずっとこの地に住んで、今93歳と言ってました。
とても93歳には見えない方でした。
出発です。
天気も良いし足も進みます。
道のそばに馬頭観音が石の上に立っています。
(よく見ると二体立ってます)
小坂の馬頭様と表示されています。
しばらく進むと右手に休憩所がありますが歩き出したところで休憩はしません。
横に大きな石碑があり、大洞小坂と彫ってあります。
ここの奥に馬頭観音があるそうですが行きませんでした。
広重がここから東方を描いたと彫ってあります。
この絵です。
しばらく行くと、大きな石がありました。
この先にもう一つあるはずです。
最初の岩「母衣(ほろ)岩」です。
(母衣とは鎧や甲冑の背に着ける幅広の布で槍などの被害を防ぐ武具の一つです)
関係ありませんが、私が通った小学校は母衣(ほろ)小学校と言いました。
次の岩との間に立っているのは案内の石碑です。
二ツ岩と呼ばれています。
次が烏帽子岩です。
先に進みます。
左側に大湫病院を見ながら進みます。
後ろから来た人に追い越されました。
足が速く、すぐ見えなくなりました。
ここは琵琶峠の入り口です。
大田南畝(おおたなんぽ)の「壬戌紀行」(じんじゅつきこう)が彫ってあります。
「これより坂を下ること十町ばかり
山には大岩幾つとなく 長櫃の如きもの 俵の如きもの数を知らず」
大田南畝は1800年頃の勘定所勤務として幕府の官僚でした。
狂歌師でもあり文人としても高い名声を持っていました。
享和元年(1801)2月から一年間、支配勘定として大阪銅座に出張勤務していた。
「壬戌紀行」はその任を終えて、江戸へ帰る旅路の記録です。
私と歩いている方向が反対ですので、ここから上り坂になります。
石畳の坂を上っていきます。
恵那からの十三峠に続きこの辺りは中仙道の中でも最も昔の状態に近いところです。
この石畳も平成9年から12年まで昔の形に戻す整備が行われました。
でも石畳は歩きにくいです。
注意しないと躓いて転びます。
やっと上りは終わり、下り坂に差し掛かりました。
この辺りに一里塚がありますが、写真を撮るのを忘れました。
かなり下りてきました。
林道のような道に出ました。
これで終わりかと思いましたが、ここだけ石畳が続いています。
この先も石畳が続いていました。
約700m続いた石畳も終わりました。
出てきたところは道路とは思えないような所でした。
無事に琵琶峠も通過しました。
この先はこのような道に出ました。
田植えが終わった田んぼが綺麗です。
緩い坂道を上っていきます。
突然、右手に犬霊塔 ??
犬の鳴き声も聞こえてきました。
少し進むとログハウスのような建物がありました。
犬の訓練所でした。
でも株式会社で民間の施設のようです。
ラブラドールを中心に訓練、繁殖をしているようです。
十三峠には茶屋跡の柱が沢山ありましたがここでは初めてです。
大湫宿から次の細久手宿までは短いのでここだけだったのかもしれません。
このような道が続きます。
人も車も殆ど来ません。
この辺りはバス路線はないと聞いていましたが、停留所がありました。
一日2便でなく、行き帰り各1便です。
バス停の近くにお地蔵さんが立っていました。
このお地蔵さんは誰かが世話をしているようです。
なぜか紐のような物で囲ってありました。
次回に続きます。
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Nikon 1 V2
1 NIKKOR 10-30mm f3.5-5.6